人類の8割がかかっていると言われる歯周病。自分は大丈夫と思っていませんか。
歯周病は、悪化するまで自覚症状がほとんどでないまま、長い年月をかけて進行する病気です。
歯肉から血が出る、腫れる、このような症状は歯肉炎といい歯周病の1つです。
年配の方だけがかかるわけではなく、症状がほとんど分からないだけで10代・20代のころから疾患している方ばかりです。

特に下記などの症状がある方は注意が必要です。
- ・歯の隙間に物が挟まる
- ・歯肉から出血がある
- ・口臭・口の中の粘着きが気になる
- ・歯肉が腫れて痛い

まずは、自分が歯周病なのかどうかをチェックしてみませんか。
歯周病の検査は、専用の器具を使い歯周ポケットと呼ばれる歯と歯周組織の溝の深さを調べます。
3㎜のポケットがある方はかなり注意が必要で、歯周病が始まっている証拠です。


4段階に分けることが出来ます。
健康と言われる1㎜2㎜だけの人は、年齢を重ねるごとに減っていきます。
特に磨きにくい奥歯は、いくら前歯が健康でも3㎜のポケットが空いているという方がかなり多く見られます。
歯周病に疾患している7割近くが初期段階といわれていて、20代~40代が主な患者の年齢層です。
かなりの高齢者で3㎜程度の症状であれば、かなり普段から歯磨きなどを頑張っていると言えるでしょう。
10代でも、歯磨きなどを適当にしていると、3~5㎜にすぐなるため注意が必要です。
5㎜から8㎜程度は中期歯周病に当たります。ここまでポケットが深くなると、歯周病の様々な症状が出始めます。
ここで治療をしないと、歯周病は進行し最悪の場合には歯を抜くところまでいきます。
まだ歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始めた段階なので、治療を行えばある程度ですが症状は改善します。
歯周病がかなり進行した状態です。歯はぐらつき、歯を支える骨もかなり溶けている状態です。
ここまで放置すると、治療を出来ることが限られ、歯はいつ抜けてもおかしくありません。
硬いものが噛めない、出血がひどい、膿が出るなど日常でも影響がかなり出ます。
歯が抜けないように歯医者に通い、外科的手術などを行って一刻も早く治療しましょう。
・歯周ポケットの深さをすべての歯でチェック
- ・チェック時の出血の有無
- ・スケーリング時の出血の有無
- ・歯石量のチェック
この4つの検査から清掃で、患者様の歯周病の進行具合が分かります。
歯肉の腫れや出血は、歯周病になっているサインなので、どの場所が特に進行しているかもわかります。
治療は、とにかく口腔内の歯周病菌を取り除くことです。
- ・スケーリング(歯肉より上の歯石除去)
- ・SRP(歯周ポケットの歯石除去)
- ・ルートプレーニング(専門器具による歯周ポケットの洗浄)
この3つを繰り返し行うことで、徐々に歯肉が引き締まり炎症も収まっていきます。
この処置だけで治らない場合には、歯槽骨を再建したり歯周ポケットを減らす外科手術を行います。

わかば歯科では、歯周病治療に力を入れています。
スケーリングやPMTCと呼ばれる歯の清掃は、歯科衛生士が行います。
丁寧かつ、優しく正確に患者様の歯周ポケットに残ったプラークや歯石を取り除いています。
わかば歯科では、歯周病の検査を随時受け付けています。
過去に歯周病の治療をしてから検査をしていない方も、ぜひ再発・進行してないかチェックしましょう。
一度よくなったからと言って、完全に治る病気ではありません。
わかば歯科医院では、経験豊富な歯科衛生士が、優しく丁寧に検査・清掃を致します。